|
工作機械 1. スペイン工作機械産業位置付け スペインにおける工作機械の生産額の伸びは目覚ましく、この10年で約3倍に伸びております。2003年度の工作機械(切削型/成形型)の生産額は、820百万ユーロ(約1,100億円)を記録し、世界第9位、欧州第4位の工作機械生産国の地位を占めています。 スペインで生産される工作機械の内、ほぼ80%はCNC付です。 国内生産の60%は輸出市場向けで、その主な内訳はドイツ(22%)、フランス(9%)、イタリア(8%)、アメリカ(6%)となっております。 工作機械の国内需要は前年度比2.9%減の356百万ユーロと多少減速しましたが、主要ユーザーである自動車産業(スペインは世界第7位、欧州第3位の自動車生産大国)を始め、その他のユーザー産業の伸びにより今後は回復が期待されます。 ポイント: スペイン工作機械生産量は、世界9位、欧州4位 2. 工作気化器付属機器/切削工具産業 工業会AMT加盟企業の特徴: スペイン工作機械産業の急速な伸びとともに、付属機器産業も順調な伸びを記録してきました。欧州という単一市場の中でドイツ、イタリア、スイスなどといった工作機械の競合国を相手にスペインは、より品質/価格競争力のある「物作りの国」としての地位を築いてきました。 AMT加盟企業に関しては、その企業規模でも見る通り、比較的小規模の企業が多いのが特徴ですが、それは製品の価格競争力を向上させるために出来る限り専業化体制をとっているからです。 AMT加盟企業の競争力を高めるポイント: 3. スペイン工作機械及び機器産業 今後の展望 スペイン工作機械及び周辺機器産業 今後の展望 スペインは86年のEC加盟後、93年の市場統合、そして99年の通貨統合第一陣参加を達成しました。又、経済に関しても年平均2~3%の成長率を示すなど、常にEU及びOECD諸国の平均を上回る伸びを続けております。 工作機械産業においても、この10年間に生産額がほぼ3倍となり、世界生産ランキングも12位から9位へアップしました。その成長の裏には、ユーザーである自動車産業(スペインは自動車生産世界7位、欧州第3位)を始めとする航空機、電気機械など基幹産業の急速な成長、更に研究開発に対する充実した支援体制、そして欧州及び中南米という巨大市場の存在がありました。 欧州の中でもスペインの工作機械及び周辺機器産業は、ドイツ、スイス、イタリアのそれに比べ世界的な知名度が低いことは否めません。それは今までスペイン企業は欧州を始め中南米市場といういわば「お膝元」市場を中心に活動の場をひろげていたからです。しかし昨今は、スペイン企業も更なる国際化に向け、製品の差別化及び価格競争力の強化により徐々にそのプレゼンスを高めつつあります。 又、自動車産業をはじめとするユーザーサイドにも、スペイン工作機械産業に追い風となる変化が出てきています。つまり、以前は過剰なまでに高度な技術や品質を要求していたユーザーも昨今では、国際的な標準レベルに達していればむしろ低コストな機械を優先する傾向がでてきています。その点に於いて、スペイン工作機械メーカーは、ユーザーの細かな要求レベルに対応するような「多品種少量生産」に長けていることが特徴として挙げられます。例を挙げれば、国内に11社も自動車生産拠点を構えるスペインでは、一モデル当りの生産量も限られており、その加工ライン用の機械に対しても自ずと「柔軟」に対応せざるをえません。そのような「フレキシビリティ」の高さもスペイン工作機械メーカーの強みといえましょう。
|
|
| ||
| ||
| 2011年1、2月期のスペインの輸出額は1億€に達し、前年同期比25%増となる。 |
![]() |
|
![]() |
|
![]() |
|
![]() |
|

| ||||
![]() | ||||