| 工作機械発注増 景気回復へ | ||||
| 2011年1、2月期のスペインの輸出額は1億€に達し、前年同期比25%増となる。 | ||||
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工作機械業界が復調の兆しを見せている。 2年間の世界的経済危機を経て、中国、インド、ブラジル等の経済成長に刺激され発注が増加したこと、金属成形や金属切削加工業界が好調であることから、トンネルからの脱出が見えてきた。 これは2011年1、2 月期のスペイン工作機械の輸出額が1億26万€と好調であったことから推測されるもので、これは8,002万€だった前年同時期と比較して約25%増である。 主要輸出相手国はフランス(1,717万€)、ドイツ(1,135万€)、ポルトガル(1,068万€)であった。 この上昇傾向が維持されれば、2010年9-12月期、2011年1-4月期の国外からの受注高から、約20%の増加が計上されることを予測しているAFM-スペイン工作機械生産者協会(Asociación Española de fabricantes de máquinas-herramientas)の見通しが現実のものとなろう。 新規になされた発注からは、アジア、特に中国やインドのような巨大な発展市場がこの業界の回復を牽引している状況が見てとれる。 とはいえ、ドイツは引き続き主要輸出相手国であり、カナダ、米国、メキシコ市場も復調の兆しを見せている。 これで、スペイン経済全体のパロメーターとして、経済成長の鍵を握るこの業界にとって、ようやくプラスとなるデータが出たことになる。 回復が期待されていたにもかかわらず、2010年終了時はスペインの工作機械の製造は、前年と比較して15%後退し、6億3,190万€であった。 生産の76.6%は輸出に向けられるスペインの工作機械業界にとって、輸出は重要である。 2008-2009年の経済危機においてスペイン工作機械業界が生き残るためには、技術革新力と国際化を高めることが、必要不可欠であった。
生産、輸出、技術で世界の最先端に 現在スペインはEU圏内で工作機械の製造・輸出において第3位、全世界では第8位である。 以前からスペインの工作機械産業は製造の約60%が輸出に向けられており、世界120カ国に輸出されている。 国外市場においてスペインの工作機械が高く評価されているのは、スペイン貿易庁ICEXの支援を得て、AFMのような業界団体が行ってきたプロモーション活動によるところが大きい。 全世界で行われている活動の中で特筆すべきは、エモ・ハノーバー(EMO Hannover)やメキシコ・シティーのTECMA等、国際見本市へのグループ参加、またバンガロール(インド)におけるIMTEXへの公式参加、その他、多くの国際イベントへの参加、今後の輸出増加が見込まれるアラブ首長国連邦、中国、アルジェリア、モロッコ、インド、韓国、ブラジル、ロシア等に対するミッション、招待ミッション、宣伝活動等である。 近年、研究・開発及びイノベーションに取り組んできた結果は、スペイン工作機械産業が、金属加工用アクセサリー、部品、工具の製造に優れているだけでなく、特に機械化工学の分野で目覚ましい技術的発展を示しているという点で、国際的に高い評価を得るに至った。 また、この産業は特に航空機産業、自動車部品、再生可能エネルギー、鉄鋼、エレクトロニクス、鉄道、エンジニアリング、医薬・外科産業等、ハイテク部品を必要とする最先端のサブセクターとの関わりも強めてきた。 スペインの工作機械が国際的成功を収めている要因としては、この業界のサービスや製造の柔軟性、サブセクターの多様性、企業間協力による、ということもあげられる。 これらが各企業の国際化、商業化、販売、技術的発展等に向けた努力の相乗効果をもたらしたのである。
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