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11/09/05  ICEX
バイオテクノロジー企業向け米国進出支援プログラム 発進
ICEX支援、ゲノム・エスパーニャ主催の「ボストン進出プログラム」。その目的は、スペインのバイオテクノロジー企業のアメリカ東海岸進出をサポートすることである。
 

967日、バイオテクノロジー、バイオメディカル産業のスペイン企業10社がゲノム・エスパーニャ(GENOMA ESPAÑA - ゲノミクスおよびプロテオミクス研究推進基金)が主催した「ボストン進出プログラム」に参加した。このプログラムは、ボストンのBiohealth Managemen社の協力、スペイン貿易庁ICEXの後援により実現したものである。同プログラムは、1年に渡って行われるもので、スペイン企業を対象に、米国バイオテクノロジー市場に関する講習を行い、アメリカ、特にニューイングランド地域への進出を支援するのが目的である。今回このプログラムに参加したのは、3P Biopharmaceuticals社、AB Therapeutics社、Allinky Biopharma社、 Alpha SIP社、Aromics社、EntreChem S.L.社、Fundación Medina社、GP-Pharma社、Intelligent Pharma社、Lipopharma社である。

96日に「米国におけるビジネス・チャンスを知り、企業の成長につなげよう」と題した講義で始まったこの研修セミナーは、米国市場における融資、奨学金、臨床開発、製品販売、物流、ビジネス拠点の開設等について講義が行われる。同プログラムでは、ボストン地区で共同経営や投資に関心のある企業人、金融関係者、事業部長クラスの企業幹部との面談や、マサチューセッツ・ライフ・サイエンス・センターやケンブリッジ・イノベーション・センター等、主要な研究センター訪問も計画されている。

「ボストン進出プログラム」は米国での存在感が高まっているスペインのバイオテクノロジー企業の要望に応える形で始まったものである。同プログラムの第1段階では、参加企業は現地のコンサルタントのサポートを受けて、産業拠点、技術移転、共同経営者探し、規制関連事項など、様々な面を考慮しつつ、アメリカ進出のための戦略を決める。このコンサルタントは、同プログラムの主催・推進を行っているゲノム・エスパーニャの融資によるものである。第2段階では、参加企業は、3年間、ICEXの国外進出プログラムに参加することになる。このプログラムでは、各企業がターゲットとする市場における商業マーケットプロモーションにかかる費用(経常支出)ICEXが融資を行う。

また、在シカゴ・スペイン大使館経済商務部は、このプログラムのコーディネートや意思決定において重要な役割を担っており、それぞれの企業が最適な進出先を選択するために働いている。進出先としてボストンが優先地域になってはいるが、健康、農業、産業など、各企業の専門分野によっては、他により適した地域がありうるからである。

これは、その産業の需要により、また、それぞれの企業の必要性に応じて決められるべきことである。ICEXが推進しているバイオテクノロジー産業の国際化プランでは、米国は優先ターゲット市場とされている。Biopartneringへのミッション、技術セミナー、BIO見本市への公式参加など、米国において様々な活動を行った結果、スペインのバイオテクノロジー産業は米国でチャンスの窓を広げることができた。また、そのためには、現地における存在感の強化や、多くの官・民機関とのより密な信頼関係の構築が必要なのである。

 

数字にみるスペインのバイオテクノロジー産業

スペインのバイオテクノロジー産業は、毎年平均15%の成長を続けている。この発展は、ハイレベルな教育、優秀な人材、適切な規制体制、そして知的財産保護政策などの成果である。

スペイン・バイオテクノロジー協会ASEBIO(Asociación Española de Bioempresas)によると、2009年の時点で同産業に属する企業は1,095社、売り上げは5315,200であった。この産業のもう一つの特徴は、国際化が進んでいるということである。ASEBIOのメンバー企業のうち88%2010年に国外でなんらかの企業活動を行っており、この活動が各企業にもたらした収益の比率は平均26%である。

この産業に関連する専門分野としては、腫瘍学、心臓血管医学、神経変性疾患、炎症性疾患、生物医学研究、臨床医学研究、診断、応用治療学などがある。また、多くの人がこの産業の将来を担うものとして期待しているオーダーメイド医療分野の成長も著しい。

 

スペインのバイオテクノロジー研究は、EU加盟15ヶ国中、ドイツ、フランス、イギリス、イタリアに続いて、5番目に進んでいるとされている。2010年には、スペインのバイオテクノロジー産業は、スペインのGDP1.28%を占め、総売り上げ高は3,130、直接・間接合わせて108,000人以上の雇用を生み出している。2000年から2008年の期間で、スペインの国内外での取得特許は3倍になっている。また、技術移転に関して見ると、同じ時期、スペインの公的機関による研究に関する特許申請数17%増加している。

 

 

 

 
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