2009年、世界の玩具セクター売上は、世界的な経済危機の影響を受けて減少傾向にあった。世界最大の消費国であるアメリカでさえ、対前年比1%減の総額214億7,000万ドルとなり、それに次ぐ日本も対前年比0.9%減の76億4,000万ドル(6,494億円)であった。
スペインの玩具セクターは219社で構成され、2009年の生産高は10億2,888万ユーロ(対前年比12%減)で、約5,000人の直接雇用を創出している。
地域別では、バレンシア地方が国内の総生産の49.0%を占めてトップ、次いでカタルーニャ23.6%、マドリッド11.8%、その他15%となっている。
スペインの玩具セクターの特徴は、平均的な小規模企業で占められていることである。平均雇用数は25人であるが、この平均値に届かない企業がほとんどである。
生産高では、EU内においてスペインは、ドイツ、イタリア、フランス、オランダ、英国に次いで第6位である。
玩具業界の特徴として顕著な季節性が挙げられ、売上の大半は、クリスマスシーズンに当たる第4四半期に集中する。この季節性は、活発な輸出業者によって一部軽減されているものの、国内売上高の69%がこの最終四半期に集中している。
2009年の国内売上高は12億416万ユーロ(対前年比1.4%増)で前年よりも緩やかな伸びであった。これは、おもちゃの購買の最も多い0歳から14歳までの子供の人口が1.9%増加したものの、平均価格は-3%とマイナスに転じ、子供一人当たりの平均消費額が173.27ユーロと前年よりも減少したことが原因と考えられる。
輸出
2009年の玩具の総輸出高は、3億6,398万ユーロ(対前年比5%減)であった。
関税カテゴリー別に分析してみると、75.89%はカテゴリー9503に関連する「その他玩具、縮尺模型その他これに類する娯楽用模型(作動の有無を問わない)、あらゆる種類のパズル」の分類下にある雑品グループであった。