オリーブの木の数はスペインの人口をはるかに上回っています。事実、最近の統計によりますと、人口3千900万人に対し2億1,500万本のオリーブが存在するとされております。スペインのオリーブは畑は202万3千ヘクタールを締め、世界のオリーブ畑の27%に当たります。従って、スペインがオリーブオイル生産及び輸出において世界一位にランクされるのも当然といえるわけです。
スペインのオリーブオイルの平均年間生産量は約60万トンとされておりますが、70万から80万トンまで増加する傾向にあります。96年、97年の生産キャンペーンでは、94万6千トンという数字が出ていることをつけ加える必要があるでしょう。
スペイン政府はこうした数字を維持しつつ、生産量の増加によって質が低下することを防ぐ品質維持のための厳しい管理を制定しております。オリーブオイル生産業界では自身の実験所において絶え間ない分析と試験を繰り返しておりますが、観察官庁においても欧州連合の指示する品質のレベルを保証することを目的とした最終検査を実施しております。
過去10年間にスペインは年間平均20万6千トンのオリーブオイルを輸出していますが、90年から91年、96年から97年のキャンペーンでは40万トン近いオリーブオイルが100カ国以上の国々に輸出されました。これらのデータは世界におけるスペインオリーブオイルの知名度が高くなってきていることを示しております。因みにラベル包装なしの状態で輸出している国々にはイタリア、フランス、ポルトガル、イギリス、ドイツなどが挙げられます。