1. 信用機関 |
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民間銀行と貯蓄金庫はその取引高の規模とスペイン経済のあらゆる分野に進出していることからスペイン金融制度で特に重要な存在である。 スペイン金融業界では、中央銀行欧州制度(El Sistema Europeo de Bancos Centrales-SEBC)及び欧州中央銀行(Banco Central Europeo-BCE)の創設以来スペイン中央銀行が担ってきた下記の機能の再編が行わた。これらの機能は現在欧州中央銀行に移管されている: - ユーロ地域の金融政策の決定と実施。その目的はユーロ地域の物価安定維持である。 - 外国為替取引の実施と国の外貨準備の保有及び管理 - ユーロ地域での支払制度機能の健全さの促進 - 法定通貨の発行 同様にスペイン中央銀行はスペイン銀行法に基づき下記の機能を持っている: - 信用機関及び金融市場の支払能力と動きの監督 - 国内金融制度と支払制度機能の健全さ促進 - スペイン中央銀行の機能に関する報告書の編集発行 - 財務局としての役割と国債の販売機関としての役割 - 政府に助言し必要な報告調査を実施すること 2004年6月30日の時点で国内銀行77行が公認されており多数の子会社、支店、駐在員事務所及び代理店を外国に持っている(注1)。更に、外国銀行は60行がスペインに進出している。 貯蓄金庫はスペイン金融制度上他の信用機関と同じ自由と機能を持っている信用機関である。貯蓄金庫は私的な性格を持つ財団と言う法形態を取っており、その目的は社会目的に貢献することであるが、純然たる市場原理に基づき活動している。但し、利益の大部分を社会奉仕事業に再投資している。 スペインの貯蓄金庫の歴史は古くスペインに根付いており個人貯蓄の非常に大きな部分を獲得しており、金融資産の業務面では個人への融資(住宅ローン等と通じ)がその特徴である。又、大型公共工事と私的事業への融資を固定金利有価証券の引受けと購入を通じて行う事業が特筆される。 スペイン国内の貯蓄金庫は全て貯蓄金庫スペイン連合会( 銀行と貯蓄金庫は近年銀行業務のEU単一市場を睨みその地位と規模を最大限に効率化する過程に巻き込まれている。この過程の一部として統合が進みスペインの最大規模の銀行に影響を与えのが2大銀行グループ(SCHと BBVA)の誕生である。両グループは欧州規模を持ち中南米に特に進出している。更に、2004年1月1日にはバークレー銀行とサラゴサ銀行の国際合併が成立し事業規模がスペイン銀行業界で第六位の銀行グループが誕生している。 銀行業界の店舗網は1999年までは非常に緩やかながらも着実な伸びを示してきていたが、その後支店数を減らし支店ごとの行員数を増やす政策に切り替えたがそれは顧客に密着したのサービスを提供することと付加価値の高い金融サービスを数多く提供することに目的があった。その結果本店から営業支店への行員の配置換えが行われた。一方貯蓄金庫の場合を見ると店舗網は2003年と2004年第一四半期までに770店増加し3.37%の伸びを示している。 法制面から見ると2003年7月17日付けの法律第26号が特筆される。この法律により証券市場法と株式会社法の一部が改正されたがその目的は上場株式会社の透明性を高めるところにあった。 この法規定の中では貯蓄金庫に関するものが特筆される。つまり、貯蓄金庫が証券市場で取引される有価証券を発行する場合はコーポレートガバナンスに関する報告書を毎年発行する事が義務付けられ、その報告書は証券委員会( の点が盛られている必要がある; - 執行機関の機構とその報酬に関する詳細情報 - 取締役会を構成する取締役、貯蓄金庫の管理委員会構成員及び政治グループとの取引 - 取締役及び管理職が自行あるいは自分の所属する貯蓄金庫に提供した業務委託契約に基づく受取り報酬額 - グループ内企業との事業構成と関係 - リスク管理体制 |
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