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17/02/02  , La Voz de Almería
日本が注目 アルメリア県エル・エヒド
農産物の冬季生産向上のために
 

 

日本には既に5万ヘクタールのビニールハウスがあるが、GAP認証を受けている農家はわずか400軒のみ。日本からの視察団のアルメリア県訪問の目的は、この数値を改善するためである。

2002年、日本の企業家、田上隆一氏はドイツの農業フェアを訪れ、様々な海外の出展者や来場者に尋ねていた、「果物や野菜のGlobal Gap認証制度の導入が良い形で行われている場所はどこにある?」 この問いかけは、彼をスペイン、アンダルシア州アルメリア県のエル・エヒド(El Ejido)に赴かせた。エル・エヒドでは、現在ではアルメリア県全体に広がった、農産物品質認証制度がすでに先んじて実施されていたからである。一年後、田上氏はエル・エヒドの地を初めて踏む。それから、この日本人企業家の組織した研修ツアーの数は少なくとも9件にのぼり、エル・エヒドではどのような農業が行われているのか、ハウス栽培でどのような技術が使われているのか、販売の段取りはどうなっているか、期待に満ちた研修ツアーが行われている。

21日にスタートした研修ツアーが直近のもので、このツアーの特筆すべきことは、日本の農林水産省農業環境対策課の担当官が同行していたことだ。田上氏らと共に、約20名の日本の様々な県からの技術者、生産者、農協や農業法人等の責任者がやって来た。

 

日本のハウス栽培

研修ツアーの目的は、エル・エヒドの農業モデルを模倣して、それを日本に移植することを主眼としているわけではなく、エル・エヒドで続けられている農業手法を学び、日本で実施されている方法を改良することにある。日本ではすでに5万ヘクタールのハウス栽培が行われており、その大部分は日本の南部に存在する。しかし、農林水産省の担当官によれば、国際基準の農業生産工程管理(GAP)の認証を受けている農家はわずかに400軒のみであるという。日本政府の意向は、2020年、東京オリンピックの開催される年までに、その数を急速に増やすことにある。

残された時間は3

エル・エヒド市役所主催で行われた歓迎レセプションにおいて、前述の担当官は、オリンピックは世界から何十万人もの観光客が日本を訪問する機会であり、日本はその人たちを、最高品質が保証された果物や野菜を供しておもてなししたいと望んでいる、と語った。農業生産工程管理の認証を受けた生産者の数を増やすことは、現在は地元市場で全量が消費されている生産品の、一部の輸出にもつながるであろう。

一方でこの訪問は、エル・エヒド地区の企業にとって、中でも農業生産技術に関連する企業にとってのビジネスチャンスでもある。到着早々、この日本からの研修団は、地区最大の販売会社と別の中規模の販売会社を訪問し、現場で一つのモデルと他方のやり方の違いを確かめていた。 また、農業用ネットとサーマルブランケットの販売を行う、国際的にも首位を占める企業も訪問した。現時点でわかっていることは、日本側は農業分野のソフトウエアとテクノロジーソリューションの専門企業でアルメリアに本社を置くHispatecとの協定締結に関心をよせている。

エル・エヒドは最大生産地

エル・エヒドの市長は、日本からの研修ツアーのメンバーに、エル・エヒドの果物と野菜の年間生産量は160万トン。ビニールハウスの規模は13,000ヘクタールで、アルメリア県にあるハウス栽培のほぼ半分を占めるハウス栽培農業の中心地であり、同市には販売に従事する大企業の大部分と、関連産業が集中している、と説明していた。

 
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